独り言
今日は、ただただ自分の気持ちを整理するために日記を残そうと思います。
一昨日、2023年4月20日(木)AM 10:05にモルヘイが旅立ちました。
2021年7月4日(日)の夕方にペットショップから引き取ってから656日、約1年9カ月後の事でした。
モルヘイの誕生日は正確には分からなかったけど、2021年の5月らしく、男の子だったので、5月5日を誕生日に決めました。
享年1歳11か月半、716日間の短い命でした。
モルモットの平均寿命は5~6年くらいで、10年以上長生きする子もいるそうです。
そんな中、モルヘイの命は本当に短かったと思います。
生まれつき、身体の小さい子で、ウチへやってきた時、生後約2か月でしたが、体重は300gくらいしかなくて、YouTubeやTwitterで観た他のモル達に比べて明らかに小さい子でした。
最初は、正確な誕生日がわからなかったこともあって、実は生後約1か月なんじゃないかと思っていましたが、成長するに連れて、やっぱり小さい子だんたんだと分かりました。
モル達の寿命は身体の大きさと相関があるらしく、獣医の先生曰く、『異常に小さい』モルヘイは、もしかしたら元々の寿命もあまり長くなかったのかもしれません。
それでも、モルヘイは一生懸命、元気に生きてくれました。
最初の冬、モルヘイは風邪にかかりました。
だんだん食欲が下がって、時々、咳のような音を出していたので獣医の先生に相談し、風邪だとわかりました。
モルモット用の抗生剤を処方して貰いましたが、その抗生剤が身体に合わなかったようで、さらに体調が悪くなり、そこからしばらくは、毎朝通院して、抗生剤の注射と強制給餌をして貰いました。
獣医の先生の適切な処理を受けられた結果、無事にモルヘイは元気になりましたが、モルモットは本当に弱い生き物なので、この時も何か対応を間違えていたら亡くなってしまっていたかもしれないそうです。
生まれ持った弱い身体に負けず、一生懸命生き延びてくれたモルヘイには、感謝と尊敬しかありません。
無事、風邪から回復して、止まっていた成長を取り戻すように大きくなりました。
700gくらいしかなかった体重が、1000gまで増えたこともありました。
※1000gの時はたぶんちょっと肥満気味
それでも、大人のオスモルモットの平均体重は900~1200gらしいので、やっぱり小さい子だったんだと思います。
無事に大きくなって、元気に過ごしていたのも束の間、去年の9月には血尿を出しました。
最初は尿結石や膀胱炎を疑われましたが、検査と治療の結果、生まれ持った体質が原因で、食事に気を配りつつ、症状が酷い時は飲み薬、軽い時も漢方の錠剤を呑んで大きな問題になるのを防ぐしかないとの事でした。
治療を続ける中でも、モルヘイは本当に元気に過ごしていました。
血尿もすぐに改善し、何事もなかったように元気に過ごす期間が続きました。
でも、今年の3月にまた血尿を出しました。
獣医の先生にまた飲み薬を処方してもらい、血尿自体はすぐになくなりました。
でも、モルヘイの食欲は少しずつ落ちていきました。
時期や気候的に、他のモルモット達もうっ滞を起こしていたそうで、獣医の先生の判断で、また飲み薬を飲み始めました。
それでも、大きく改善することがなかったので、先生の指導を受け、強制給餌を始めました。
それでもやっぱり、大きく改善することはありませんでした。
そんな中、2023年4月18日(火)、モルヘイの食欲と排泄が急激に減りました。
獣医の先生から、腎不全の可能性を伝えられ、できる限りの治療をして頂きました。
詳細なエコーをすれば、腎不全かどうかを確認することはできましたが、検査をするとモルヘイに大きな負担がかかり、腎不全と判明しても治療法がないことから、回復を信じ、通院治療と服薬・強制給餌を続けました。
2023年4月20日(木)の朝、獣医の先生から、余命数時間を宣告され、最後の治療と鎮痛剤の投与をして頂きました。
そのままモルヘイを連れて帰り、ヒザの上に寝かせ、撫でながら、声を掛け続けながら最後の時間を一緒に過ごしました。
モルヘイは本当に元気な子で、いつもは抱っこする時もめちゃくちゃ力強くあばれて、病院に連れて行くためにキャリーに入れる時も、めちゃくちゃ力強く抵抗する子でした。
でも、この日、病院に連れて行くためにキャリーに入れようとすると、抵抗する力が信じられないくらい弱かったし、家に帰ってヒザの上に寝かせる時は、身体に力が入っていないようで、いつものようにお行儀よく座ることもできず、身体を傾けて足もキチンと折りたためていませんでした。
それでも、一生懸命呼吸をして、声を掛け続ける私に、時々、最後の力を振り絞って返事をしてくれたりもしました。
そんな時間が2時間くらい経って、私はトイレに行きました。
急いで済ませてモルヘイのもとに帰り、またヒザの上に寝かせると、モルヘイは小さな声で鳴いて、両耳を大きく動かした後、動かなくなりました。
さっきまで、呼吸に合わせて弱々しく動いていた背中も、全く動かなくなりました。
モルヘイに、最後のお礼を言って、しばらく涙が止まりませんでした。
ここまでの数日、何度モルヘイを撫でて、何度モルヘイの名前を呼んで、何度モルヘイの頑張りを褒めて、何度モルヘイにお礼を言ったか、多すぎて数えきれません。
そんな中、最後の最後、モルヘイが旅立つ時に見せてくれた行動は、飼い主の身勝手な妄想かもわからないけど、私にとっては本当に救いになりました。
振り返ると、『あの時、こうしていれば』とか、『もっとこんなことをして上げていたら』とか、後悔は本当に無限に浮かんできますが、それでも、『モルヘイをお迎えしたこと』に対しては、1点の曇りなく、『よかった』と思えています。
こう思えたのも、モルヘイのお陰だと思います。
ホント、ありがてぇなぁ。。。。
『死後の世界』とか、『生まれ変わり』とか、死んだ後のことは全然分からないけど、モルヘイが私にくれたモノは、今気づいているだけでもめちゃくちゃいっぱいあって、多分、これから生きていく中で、改めて気づかされるモノ、受け取るモノもまだまだいっぱいあると思います。
そんなモルヘイが残してくれたモノだけは、確かにここにあるので、これを大切にしてこれからの人生を、今まで以上に大切に生きていきたいと思います。
ホント、ありがとうな、モルヘイ